5月に3週間かけて地中海にほど近い5カ国を巡る女子一人旅をしてきましたので、一人旅したい!という方や忙しいけれどコンパクトに旅行したい!というかたに向けて、それぞれの国のおすすめのエリアを効率よく巡るための記事を以下で書いていこうと思います。
旅行した国は全部で5カ国(トルコ、ヨルダン、イスラエル、ギリシャ、エジプト)で、全スケジュールはこちら。
- 5月4日 トルコ共和国(トルコ)・イスタンブール 到着
- 5月5日 イスタンブール 旧市街観光
- 5月6日,7日 カッパドキア観光
- 5月8日 イスタンブール 新市街観光
- 5月9日 ヨルダンハシェミテ王国(ヨルダン)・アンマン到着
- 5月10日 マダバ・ネボ山・死海観光
- 5月11日 ペトラ遺跡観光、深夜にイスラエル国(イスラエル)・テルアビブ到着
- 5月12日 テルアビブ観光
- 5月13日 エルサレム観光
- 5月14日 ベツレヘム観光、夜にテルアビブへ戻りEurovisionへ参加
- 5月16日 ギリシャ共和国(ギリシャ)・アテネ到着
- 5月17日 ミコノス島観光
- 5月18日 サントリーニ島観光
- 5月19日 フェリーに10時間乗りサントリーニ島からアテネへ戻る
- 5月20日 アテネ観光
- 5月21日 エジプト共和国(エジプト)・カイロ到着
- 5月22日 ギザの3大ピラミッドを観光、夜にルクソール行きの夜行列車に乗車
- 5月23日 ルクソール観光
- 5月24日 カイロ市内観光
- 5月25日 帰国
ご覧の通り、3週間でいけるエリアをぎゅうぎゅうに詰め込んだ旅行になっています。笑
以下それぞれの国や都市で巡った観光スポットについての感想や宿泊したホテル、各国の治安やお土産の情報に関して、書いて行きたいと思います。
トルコーイスタンブール
最初に選んだ都市はイスタンブールでした。
トルコは日本でも人気の旅行先で、実際に今回の旅行でもイスタンブールとカッパドキアでは非常に多くの日本人を見かけました。
日本人に対してフレンドリーな人も多く、多少のバラツキはあるものの治安は比較的安定しており、深夜に女性が1人で歩いていることもザラです。
物価も安く、世界の三大料理の一つに数えられるトルコ料理が安く食べられるため、街ではトルココーヒーやトルコアイスを注文する人を多く見かけました。
観光地としても古くからイスラーム教とキリスト教、ヨーロッパとアジアの文明の交差点となっただけあって、アヤ・ソフィア大聖堂(ハギア・ソフィア大聖堂)やブルーモスク、トプカプ宮殿といった情緒溢れる美しい建物が多く残り、どれも世界遺産に指定されています。
この街では私は1人で情報を事前に収集し、観光スポットとホテルを決定しました。
ちなみにイスタンブールは東ローマ帝国・ビザンツ帝国・オスマン帝国の歴史が続く「旧市街」と近代ヨーロッパの影響を強く受けた西洋風の雰囲気の「新市街」とがあり、どちらもそれぞれに魅力的でした!
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トルコーカッパドキア
カッパドキアは独特の地形が織りなす風景が美しく、夕日や朝日を背にカッパドキアを一望できる気球ツアーは非常に人気で、ツアーでなければ予約ができませんでした。
ただ気球は天候によっては飛ばないこともあり、例えば私が訪れた時には強風のため気球ツアーが中止となってしまいました。
他にも古代から迫害されていたキリスト教徒が隠れ住んでいたとされている地下洞窟などは神秘的ですし、当初から作られていたワインは非常に有名なお土産です。
カッパドキア早朝です
洞窟の中のホテル泊まってるんだけど、とても楽しい!外は半袖じゃないと暑いくらいなのにホテル内はひんやり
ワイン好きって行ったらホテルのオーナーがカッパドキアワインを注いでくれたので早速飲みながらピタブレッド食べてる🍷
優雅な朝食🍞 pic.twitter.com/qkzUpI2KXv
— megan㌠ (@sunteam097) May 7, 2019
私はイスタンブールのホテルからの送迎つきのツアーに申し込みました。カッパドキアは鉄道やバスが充実しているイスタンブールと異なり交通手段が車しかないため、行くとしたらツアーへの参加がほぼマストになると思います。
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ヨルダンーアンマン
ヨルダンは日本人にはあまり馴染みがない国ですが、中東諸国の中では穏健派として知られ、比較的治安が安定しています。
人々も控えめながら暖かく、日本から来たことを珍しがった現地の人に写真と握手を求められたり、イフタール(イスラム教の断食月「ラマダーン」終了後に食べるご飯)をご馳走になったり。
首都のアンマンには旧石器時代から人が住んでいたとされており、ヘレニズム時代の展示物や古代ローマの劇場、1000年以上城塞として機能してきた「シタデル」などが密集しており、古代文明が好きな人にとっては魅力的な観光地です。
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宿泊先のホテル「Sydney Hotel Amman」がツアーのアレンジをしてくれますし、日本で予約するよりリーズナブルでしたので、このツアーで以下の死海やペトラなどを訪れつつ、アンマンはUberを利用して観光しました。
ヨルダンーマダバ・ネボ山・死海
この3箇所は一気に訪れることが多いエリアです。いずれも歴史は旧約聖書が記された時代にまで遡り、古代から神聖な場所として知られていました。
特にネボ山はモーゼ最期の地とされており、観光客ばかりでなく敬虔なユダヤ教徒が多く訪れていました。
非常に月並みな表現ですが、死海は本当に浮かんで感動します!笑
リゾート地として知られていることから、たくさんの観光客がプカプカと浮かんだり、泥パックをして楽しんでいました。一緒のツアーに参加していたルーマニアの女性と、死海の成分が美容に良いということで泥パックや死海の塩を使ったスクラブをお土産に物色したりしました。
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ヨルダンーペトラ遺跡
「インディ・ジョーンズ」のモデルになったとされている幻の古代遺跡です。私は旅程の都合上1日しか滞在しませんでしたが、全て見て回るには1週間必要と言われるほど大規模な遺跡です。それでも現在発掘されているのは遺跡の全体の1%にも満たないとされているほどで、未発掘のエリアが多いことが遺跡の大きさを物語っています。
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ヨルダンの人には「ヨルダンといえばペトラ遺跡と死海!」とアピールされたので、これから行かれる方はこの2つを巡れるような予定を組むと良いかもしれません。
イスラエルーテルアビブ
イスラエルは日本では「なんとなく危ない」と思っている人も多いかと思いますが、今回訪れた国の中では群を抜いて安全な国でした。
特にイスラエル最大の都市テルアビブはITのスタートアップが集積し、キャッシュレスが進んでおり日本では禁止されている電動スクーターも解禁されており、非常に発達した都市です。
街は西岸で海に面しており年間365日中320日は快晴であるため、仕事の合間に一息つくためにサーフィンをしている現地の人々やリゾートとして訪れているカップルを見ることができます。
テルアビブの海ほんと透明度高くて綺麗 pic.twitter.com/U6qqfe2MMJ
— megan㌠ (@sunteam097) May 15, 2019
なおイスラエルの国民は全員兵役の義務があるため、どの街でもたくさんの兵隊さんが歩いているのを見ることができるのも興味深い点でした。
様々な交通手段がありますが私はずっと電動スクーターで街中を爆走していました。風がとても気持ち良いのでおすすめです。
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イスラエルーエルサレム
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地である「エルサレム旧市街」が特に観光の名所として知られており、宗教色が非常に強いエリアです。
ただ私は訪問期間がラマダーン(イスラーム教の断食月。2019年は5月8日〜6月3日)に完全に被ってしまったことで、その期間中の礼拝時間を延長していた「岩のドーム」には入ることができませんでした。岩のドームに限らず、ラマダーン中はイスラム教の関連施設の営業時間は大きく変更されるので、もしこの期間にイスラム教国家に訪問される方はご注意ください。
エルサレムはユダヤ教の聖地「嘆きの壁」、キリスト教の「聖墳墓教会」の他にもイエスが十字架を背負って歩いたとされる「ヴィア・ドロローサ」、イエスが幽閉されていた牢獄、アルメニア人居住エリアなど本当に様々な名所があり、いつまででも見ていられるほど。
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私はテルアビブを拠点にエルサレムとベツレヘムをまわりましたが、空路(ベン・グリオン国際空港)でもヨルダンからの陸路(キング・フセインブリッジ)でも、直接エルサレムに行くことが可能で、実際に日本人でイスラエルに行く場合そのようにしている人が多いようです。
イスラエル・パレスチナ自治区ーベツレヘム
パレスチナ自治区内のベツレヘムはイエス・キリストが生まれたとされる「生誕教会」があり、キリスト教の聖地として知られています。
エルサレムから10キロで行けることもあり、欧米ではエルサレムとベツレヘムをセットで旅行するツアーが多いです。
バスや鉄道がないため、ベツレヘムを1人で旅行する際にはタクシーをチャーターするのが基本です。私は生誕教会の他にも、イスラエルによって建設された有名な壁(アパルトヘイト・ウォール)に描かれた風刺画や、バンクシーの絵画、難民キャンプなどをタクシーでまわりました。
パレスチナ自治区内のベツレヘム へ到着。
ついにバンクシーの絵画とご対面!
この有名な絵はガソリンスタンド屋の脇に描かれてた。それにしてもこんな大きい絵どうやって描いたんだろう? pic.twitter.com/9w8stuYF44— megan㌠ (@sunteam097) May 13, 2019
「パレスチナ自治区」というと日本では危ないイメージがあり、実際に私も少しだけ心配はしていたのですが、ベツレヘム全体の治安は非常に安定しており、現地の人たちも温かく、ぜひまた来たい!と思えるエリアです。
ベツレヘム のホテル、お腹空いたんだよねって話したら、ホテルのオーナーが手作りのお菓子をたくさん持ってきてくれて優しさに咽び泣いてる
旅の最初はぼったくられまくって散々だったけどやっぱ人って優しいわ、、、
1枚目、パレスチナの伝統的なお菓子らしい🍭パイみたいで甘くて美味しい🤤 pic.twitter.com/qY6Q6scoo1
— megan㌠ (@sunteam097) May 13, 2019
詳しくはぜひこちらの記事をお読みください。
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ギリシャーアテネ
今回の旅行唯一のEU加盟国です。イスラエルからは空路で一時間半ほど、イスタンブールからも一時間弱で到着しますし、歴史的にもアジアとの交流が深い地域ですので、一緒に回るとオリエントの風情を感じることができます。
ギリシャの観光のメインは基本的にアテネよりもエーゲ海の島々です。アテネは古代ギリシャ関連のミュージアムが充実しており、ミュージアムを巡りアクロポリスでパルテノン神殿を見るのが王道ルートですが、時間がない場合アテネをスキップして直接フェリーで島巡りをする人もいるようでした。
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ギリシャーミコノス島、サントリーニ島
ミコノス島は白い建物、透き通った美しい海、青い空が有名なギリシャでも最も人気のあるエリアの一つです。またサントリーニ島は火山でできた島として知られ、青い屋根の建物やカルデラ、「世界一美しい夕日」を観るために世界中から観光客が集まります。どちらもハネムーンの聖地として知られており、カップルが特に多い印象を受けました。
ミコノス島はコンパクトなため一日で主要な観光地は全て回れますが、サントリーニ島はミコノス島に比べて大きいため、回る際にはスケジュールを詰めるかツアーを手配するしかないですが、ギリシャ料理を食べながらサントリーニ島のイアで美しい夕日を眺めるもよし、ミコノス島の美しいビーチで海水浴をするもよし、いるだけで幸せになれるのでぜひ訪れることをお勧めします!
サントリーニ島のイアで世界一美しい夕陽を眺めている🌆
なんと目の前で男性が女性にプロポーズ!一同拍手喝采!写真の嵐!おめでたい🎉💍 pic.twitter.com/NVpt6BiK8I
— megan㌠ (@sunteam097) May 17, 2019
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エジプトーギザ、カイロ
エジプトも日本では治安について心配する人が多い国ですが、治安はそこまで危ない訳ではなく、夜も1人で歩けるくらい安全です。
ただ観光地では現地の人が断っても断ってもモノを売りつけてきたりしますし、ぼったくりも多いです。女性はナンパもしてくるのでくれぐれもご注意を。
それでも物価が安く伝統料理の「コシャリ」は非常に美味で、ピラミッドをはじめ古代文明の遺跡が多い観光名所ですので、バックパッカーも多いようでした。
ギザにホテルを予約する人も多いですが、カイロとギザは近接した都市ですのでカイロに宿をとりギザにタクシーで行っても値段は変わりません。私は安全性を重視しカイロ市内の五つ星ホテル「サフィール ホテル カイロ」に宿泊しました。このホテルは朝食の評判が良く、ツアーの手配もスマートなのでオススメです。
ギザとカイロの滞在記録はこちらから。
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エジプト ー ルクソール
ルクソールはナイル川の上流に位置する古代都市で、古代エジプトの新王国時代には都「テーベ」が置かれ繁栄していました。そのため「王家の谷」「ハトシェプスト葬祭殿」「カルナック神殿」「ルクソール神殿」といった世界遺産が並び、エジプトの世界遺産の3分の2が集まっています。
ついに王家の谷に到着した🏔
途中写真撮るために近づいてきた人に大量のチップ払わされてめちゃくちゃ萎えたけど、ツタンカーメンの墓もミイラも見れて満足🤤
我が人生一片の悔いなし🤤これで何の心残りも無く就職出来ます🏘 pic.twitter.com/W3OIyrBiaM
— megan㌠ (@sunteam097) May 22, 2019
私はスケジュール上の都合でルクソールのみの滞在でしたが、基本的にはルクソールよりも上流のアスワンとセットのツアーで巡ることが多いです。
治安と交通事情、言語の問題から、エジプトに関してはJTBのような日本の大手旅行代理店でツアーを申し込んで行くのが無難かもしれません。
日本でいえば京都のように世界遺産が密集しているので、私のように古代文明にロマンを感じている人はいるだけで幸せを感じられました。
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以上、簡単にそれぞれの国での滞在先についてまとめました。
各国と地域についてはそれぞれの関連記事をどうぞ。最初はイスタンブールからになります。
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