エジプト 海外旅行

首都カイロとギザ旅行記|ラクダからピラミッドを望む

2019年5月30日

さる2019年5月末、私は1人でエジプトを訪れました。

※5月にイスラエルを含めた地中海の国・地域を周遊し、その途中でエジプトを訪れました。ほかにもトルコ、ヨルダン、ギリシャ、イスラエルなどを訪れました。

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旅の最後に訪れたエジプトはハプニングやアクシデントだらけではあったものの、主要な観光地の「カイロ」「ギザ」「ルクソール」をまわることができました。

この旅のスケジュールとしては、

  • 5月20日 午後 アテネ国際空港を出発、エジプト・カイロに到着
  • 5月21日 終日 カイロとギザを観光し寝台特急でルクソールへ
  • 5月22日 終日 ルクソール観光、寝台特急でカイロへ戻る
  • 5月23日 終日 カイロを観光
  • 5月24日 日本に帰国

というかなり駆け足なスケジュールでした。

その中でカイロとギザのどこをまわったのかといった渡航情報や女性ならではの注意点などについて簡単にまとめたいと思います。

アウトラインは以下の通りです。

  • アテネ国際空港からカイロ国際空港へ
  • エジプト人は本当に世界一ウザかった
  • サフィール ホテル カイロで快適に滞在
  • 夜景が美しいナイルクルーズツアー
  • エジプト考古学博物館で古代エジプト文明に浸る
  • ピラミッドの中は死ぬほど暑い
  • コプト教会エリアはとってもオシャレ
  • とても美しいムハンマド・アリ・モスク
  • 勧誘がしつこすぎて泣きそうだったハン・ハリーリ市場

アテネ国際空港からカイロ国際空港へ

私は直前までギリシャに滞在していたので、アテネからカイロへ入国しました。

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カイロ空港は非常に綺麗で広々とした空港でした。

 

 

到着したらアライバルビザを取得する必要があります。

1回20ドルとそこそこのお値段。

なお私が訪れた時はラマダンでしたが、空港ではファストフードなどを食べるスペースはありました。

エジプト旅行にCareemは必須!

荷物を回収してから早速配車アプリCareemでタクシーを手配。

これは中東版Uberとも呼ぶべきアプリです。中東諸国ではメジャーで、時にはUberよりも安く配車することができます

日本語には対応していませんが英語には対応していますし、基本的にエジプトでは日本人女性は治安上の理由から公共交通機関に乗らない方が良いのでぜひ配車アプリを効果的に使って移動しましょう。

タクシーでも良いのですが、タクシーは頻繁にメーターを回してくれなかったりぼったくったりするのでやはりCareemとUberでの移動がベターです。

サフィール ホテル カイロで快適に滞在

到着したホテルはサフィール ホテル カイロ。五つ星ホテルです。

女子一人旅でやや安全面に心配があったためここに宿泊したのですが、五つ星と言ってもエジプトは物価が安く一泊1万円ほどで泊まれました。

お金で買える安全はとことん買っていきましょう。

この宿で個人的なおすすめはバイキングの朝食。毎日たくさんの種類のパンが出てきてとても美味しかったです。

また旅行代理店がホテル内にあるので、タクシーをチャーターして日帰りツアーをプランニングしてくれたりして便利です。

私は到着してすぐに夜のナイルクルーズツアーと翌日のカイロ日帰りツアーを申し込みました。

 

夜景が美しいナイルクルーズツアー

ナイルクルーズツアーはその名の通り、ナイル川を行ったり来たりするクルーズ船の上からカイロの夜景を眺めることができる2時間ほどのツアーでした。

ビュッフェを食べながらベリーダンスショーも楽しめます。

私が行った時はラマダンであり、ムスリムにとって神聖な月だったためベリーダンスのダンサーも露出は控えめでした。

 

この日はクルージングをしてそのまま就寝。

エジプト考古学博物館で古代エジプト文明に浸る

翌朝早速エジプト考古学博物館に向かいました。

ツタンカーメンのマスクやミイラをはじめとする数々の秘宝を見ることができ、エジプト文明が大好きな私にとっては至福のひとときを過ごすことができました。

ネフェルティティの胸像やラムセス像なども。

 

石版もたくさんあり、遊戯王やジョジョが好きな人にとってはたまらない場所です。

エジプト人は本当に「ウザかっ」た

考古学博物館を見た後にパピルスの店に連れていかれましたが、ここが本当に辛かった。

渡航前に「エジプト人は世界一ウザイ」と書いている個人の体験記をたくさん読んでおり、ある程度警戒していたつもりだったのですが想像をはるかに超えていました。女子一人旅というのが大きかったのだと思います。

イスラム圏を1人で旅行する女性はいろんな意味でいいカモにされます。

例えば手配していたツアーでパピルスと呼ばれるアシからできた紙のようなものを売るお土産屋に連れていかれたのですが、買うと言うまで延々と話しかけてきました。

ノーと言ってもWhy?とたずねられますし、「いくらなら買う?」と3人で囲んで聞いてきたり。

文化の違いが大きくエジプト人のフランクな性質がそうさせているのだと思いますが、古代エジプト文明に憧れ続け、旅行大好きの私でも帰国直前にはもう二度と訪れたくない...と強く思ってしまったくらい。

私はエジプト文明が本当に大好きなので結局パピルスを購入したのですが、押しに弱い方はくれぐれもご注意を!

 

その後はピラミッドを見にギザへ向かいました。

ピラミッドの中は死ぬほど暑い

ピラミッドの近くまでは車でも行くことができますが、私はせっかくなのでラクダに乗りました。

ラクダは結構揺れますしたくさんハエが集まってきたのですがこれも旅の一つの経験なのでオールオッケー。

1時間ほどラクダに乗りついにピラミッドにご対面。

月並みな表現ですが非常に大きかったです。

ピラミッドの中にも入れますが中も暑いです。

私はクフ王のピラミッドに入りました。

ただ私がピラミッドに着いたのは午後の2時。この時のギザは43度あり、死ぬほど暑くラクダに乗っている間に持っていた水が熱湯になっていたほどでした。

これまた月並みな表現ですがくれぐれも渡航される方は水分補給にはご注意を!どこで購入できるかわからないので常に2,3本ペットボトルを持っていた方が良いかもしれないと思いました。

帰りにスフィンクスにも寄りました。

夜行列車でルクソールへ

ギザからそのまま宿泊していたサフィール ホテル カイロへと戻り、風呂に入って寝台特急に乗る準備をしました。

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ルクソールから帰った中東滞在最終日にはもう一度カイロ市内でまわりきれなかったメインの観光スポットを訪れました。

コプト教会エリアはとってもオシャレ

カイロは古くからキリスト教のコプト教会が力を持っていたことから、今でもコプト教徒がたくさんいます。

例えばエジプトはお酒造りが盛んなのですが、これはコプトの方々が作っていることが多いようでした。

 

コプトのエリアには教会が立ち並んでおり、イスラーム教の国々をたくさんまわりモスクを見慣れたなかでは新鮮な気分になりました。

とても美しいムハンマド・アリ・モスク

お昼にはカイロを代表するモスク、ムハンマド・アリ・モスクを訪れました。

ここは150年ほど前にイスタンブールのハギアソフィア大聖堂(アヤソフィア大聖堂)をモデルに建てられました。

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たしかにミナレット(尖塔)やドームの位置などがアヤソフィアによく似た建築様式です。

中も美しかったです。

ただ中に入る際に土足禁止だからとビニールを渡され、ビニールを受け取ったらバクシーシ(イスラム世界での寄付のようなもの。喜捨のお金)をせびられました。This is エジプト。こういうことはエジプトでは割と頻繁にありますし、なにかにつけチップを要求されるので小銭をたくさん用意しておくと良いと思いました。

勧誘がしつこすぎたハン・ハリーリ市場

最後にハン・ハリーリ市場へ行きました。

ここはカイロを代表する巨大な市場で、地元の人もよく買い物をしているようです。

ただ私が滞在した時はラマダンの時期だったため閉店しているお店が多かったです。

イスラム教の国々ではラマダンの際には日中断食をしているため、昼寝することが多いそうです。そのため大半の店は夜からオープンしますし、人々も夜に活動的になります。

実際に夜になってからは沢山の人が市場に集まりだしました。

ただここでもお土産を買いにスパイス屋に入ると明らかに香辛料についてぼったくった価格を提示されました。No,thank youと告げ店を出たのですが、道路を数百メートル以上つけまわして大声で「三分の一の値段にするよ!」と連呼してきたりして困ってしまいました。

購入するために店に戻り座って待機している際にも香水瓶や香油を勧めてきたり。断っても10秒後にはまた勧誘してくるエジプト人の鉄のメンタル。

エジプトにいる間にはついこんなツイートばかりしてしまいました。

 

このようにぼったくりや勧誘は本当に多いので気をつけないといけませんが、一方で困った時には気さくに話しかけてくれるのでありがたいことも多かったです。

またうまく値引き交渉すればハン・ハリーリ市場ではかなりお得にお土産を購入できるので、ぜひ最初に提示された値段は鵜呑みにせず値引き交渉にトライしてみると良いでしょう。

現地の人に聞いた限りでは基本的に日本人であれば3倍の値段を提示しているようなので、値札がない商品は買わないというのも1つの手かもしれません。

最後に食べたのはエジプトの郷土料理、コシャリ。

パスタやライスを混ぜたもので、最高に美味しいです。

 

ついおかわりしてしまいました。

ここまでカイロ・ギザの観光記録をまとめました。

エジプトは確かにぼったくりや勧誘が多かった世界有数の歴史を持ち文明発祥の地であり物価も安いのでぜひ一度訪れてみると良いでしょう。

その際はくれぐれも治安にはご注意を!

サフィール ホテル カイロなら五つ星に一泊1万円で泊まれるのでおススメです。

 

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  • この記事を書いた人

megan

早稲田大学法学部卒。現在外資系コンサルティングファームにて勤務しつつ、専門の仮想通貨(暗号資産)・ブロックチェーン、旅行、日本酒のサイトを運営中。 仕事の合間を縫っては一人でふらっと旅に出るのが好き。

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