浮遊体験ができる不思議な湖「死海」やインディ・ジョーンズのモデルとなった「ペトラ遺跡」など、魅力的なスポットがたくさんある中東の国にヨルダンがあります。
しかし日本人の年間渡航者は約7500人と少なく、日本人にとってはあまり馴染みのある国とは言えません。
そこで今回はヨルダンの代表的な観光スポット、「モザイク画の街・マダバ」「モーゼ最後の地・ネボ山」「浮遊体験ができる死海」について自分の体験を元にまとめていきたいと思います。
※私は5月に2泊3日で駆け足ながら、ヨルダンの首都アンマン、マダバ・ネボ・死海の日帰りツアー、ペトラ遺跡の日帰りツアーに参加しました。
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また5月にはヨルダンを含めた地中海5カ国を周遊しました。
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記事のアウトラインは以下の通りです。
- ツアーの日程、内容
- マダバのモザイク画巡り
- モーゼ最期の地ネボ山で神聖な気分に浸る
- 死海で浮遊体験
参加したヨルダン周遊ツアーの内容
今回私は1人で地中海周辺の国を旅する途中でヨルダンに立ち寄ったため、旅行代理店などのプランには特に申し込んでおらず、到着してから宿泊先の「Sydney Hotel Amman」で申し込みました。Booking.comから予約ができます。
ここでは一人旅向けのツアーが安価で手配でき、バックパッカー向けのため宿泊代も安くオススメです。私はルーマニア人のカップル2人と合計3人でのツアー参加となりました。2人とも非常に親切で和やかにツアーの時間を過ごすことができましたし、一人旅で困りがちな写真についてもいつも撮影してもらえて助かりました!
2人以上で参加される場合には日本語ツアーがある日本語の現地ツアーが多いVELTRAがオススメです。
- 10:30:宿を出発
- 11:30〜12:30:マダバ観光
- 13:00〜14:00:ネボ山観光
- 14:30〜17:00:ランチ、死海観光
- 19:30:宿に到着
朝の出発までに時間があったため、私は宿で朝食を食べた後簡単にアンマン市内を観光し、10:30ごろにツアーの車に乗り込み最初の観光スポット、マダバに向け出発しました。
マダバのモザイク画巡り
まず到着したのはマダバです。マダバは日本人には馴染みがない街ですが、新石器時代には人が住み始めたとされ歴史は非常に古く、中世以降はキリスト教(ビザンツ教会)の影響を強く受けモザイク画の生産が盛んになった由緒ある街です。
もっとも有名なのはこちらの聖ジョージ教会。
床に埋め込まれた「マダバ地図」は6世紀に制作され、ヨルダンからエルサレム、ナイルにいたるまでが描かれた壮大なモザイク画です。
歴史の古さを感じ、非常に趣深い気持ちになりました。
なお現在でもマダバは観光業の一環としてモザイク画に力を入れているとのことで、ツアーでは工場の見学に行きました。
モザイク画を製作していらっしゃるのは障害を持つ方々。現在のモザイク画製作には障害者支援の意味合いもあるようです。
モーゼ最期の地ネボ山で神聖な気分に浸る
続いてマダバからほど近いネボ山を観光しました。
ネボ山は神ヤハウェがモーゼに「約束の地」を見せた場所であり、またモーゼが死去し埋葬された場所として、ユダヤ教徒やキリスト教徒の聖地になっています。
ネボ山の頂上は見晴らしが良く、エルサレムとパレスチナをのぞむことができます。
Go Proを使いパノラマで撮影しました。左奥に見える緑地部分がパレスチナです。
修道院の扉として利用されていたとされる記念碑には多くの人が集まって記念写真を撮影していました。
内部の博物館では旧約聖書の解説やモザイク画などを見ることができます。
土地柄宗教色が強いので神聖な気分で観光しました。
死海で浮遊体験
ネボ山を下るとすぐ死海リゾートが見えてきます。
途中ではイスラエルとの陸路の出入り口「キング・フセイン橋」が見えます。
到着してすぐに早速死海に入りに行きました。死海は本当に浮きます!感動です。
モーゼ最期の地ネボ山と死海に行ってきた⛰
ネボ山の頂上から見えてる砂漠はパレスチナ、その奥に見えるのはエルサレム
今更だけど改めてヨルダンとパレスチナ、エルサレムは近所だと実感そして死海は本当に浮くし(それはそう)、その辺に石ころに紛れて塩の結晶が転がっててとても楽しいよ🤤⛱🏄♀️ pic.twitter.com/FEWrxdY1SP
— megan㌠ (@sunteam097) May 10, 2019
ただ塩分が非常に濃く浸かりすぎると脱水症状を起こすため、連続で入れるのは15分ほど。あとは泥を体に塗りつけてパックをしてみたり、併設されているプールで泳いだりしてのんびり時間を過ごしました。
プールもおしゃれで、死海で浮遊体験を楽しんだ後にリゾート気分を味わえました。
死海にはイスラエル側・ヨルダン側どちらからもいけますが、どちらも体験したルーマニア人カップル曰く「イスラエル側は塩の結晶が一面に広がっており塩分が強い。ヨルダン側は泥が多くこちらの方が歩きやすい」とのこと。実際に死海には大量の泥があり、美容効果が高いそうです。
確かにヨルダンの有名な死海コスメ、「Revage」は泥パックですがイスラエルの死海コスメ「LALINE」や「SAVON」は岩塩を利用しています。Revageはお手頃価格ですがヨルダン王室も利用するとのことで、お土産にぴったりです。
死海リゾートはいくつかあり、予算によってサービスもまちまちなので、ガイドに希望を伝えてみるのもいいかもしれません。
ツアーに参加して効率的な観光を!
私は死海で浮遊体験、リゾートを満喫し、そのまま車でアンマンまで戻りました。ここまでが日帰りのツアー内容です。
ヨルダンは日本人の旅行客が少ないことから、日本人向けのツアーはあまり多くなく、1人で参加するとなるとどうしても英語ツアーが多くなりがちです。
その中で私が宿泊したSydney Hostel Ammanでは、一人旅のバックパッカーに配慮して宿泊客同士のツアーを一緒に手配してくれるため、安価で車とガイド付きツアーをアレンジすることができます。
手配してくれるツアーも様々で、今回私が参加したマダバ・ネボ・死海の日帰りツアーの他にも、死海リゾートに丸一日滞在するツアー、ペトラ遺跡日帰りツアーなどヨルダンで回っておきたいスポットは一通り網羅しています。翌日のペトラツアーも私はSydney Hotel Ammanで予約しました。
宿泊先、またツアー代行店として、ぜひSydney Hotel Ammanの利用をお勧めします。Booking.comから予約ができます。
また2人以上の場合ですと日本語ツアーがあるベルトラがお勧めです。1人だと「おひとり様料金」としてやや割高になってしまいますが、2人以上だとかなりコスパよく日本語ツアーが楽しめます。
今回はヨルダンの有名な観光スポット、マダバ・ネボ山・死海について自分の体験談を中心にまとめました。どこも魅力的なので、ぜひ一度訪れてみることをお勧めします!
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