中国

【中国】広東の「早餐」|お茶と飲茶とコミュニケーションと

2018年8月5日

先ほど広東省の人々の習慣である「早餐」に行ってきたので、多分知らない方も多いであろうこの文化について、広東省の人から聞いたことを備忘録がわりにシェアしておこうと思います。

早餐とは

「早餐(zao3can1)」とは、月に1回ほど、自分で朝食を作らずに早餐に対応するレストランで朝食を食べる習慣のことです。
つまり早餐に行く日は朝ゆっくり起きて、彼氏彼女と・家族みんなと(中国人は親戚で集まるのが好きなので、親戚含めて大人数で行動することが多い)、レストランに行ってモーニングを食べるみたいな感じですね。

飲茶(喝茶)

これも広東の習慣です。早餐の時に点心(デザートや小籠包のような一口サイズで食べられるもののことを言います)と一緒にお茶を飲む習慣です。

ちなみに広東省の人はお茶が大好きなようで、朝起きたらお茶、夜ご飯でお茶、寝る前にお茶、といった感じでひたすらお茶を飲みます。そのため家の中にも色々な種類の茶葉が常備してありました。私は飲み過ぎで胃がタプタプしてます...

早餐で行ったレストランはこんな感じでした

注文

注文の際は、メニューが書いてある紙が渡されるので注文したいものにチェックを入れて店員さんに渡せば、それを店員さんが持ってきてくれます。

ちなみにそれぞれのメニューにはランクがついていて、ランクごとに値段が変わります。
安い順に小、中、大、特、皇、佳、頂、精、優、美、超となっており、値段はお店によってバラツキがありますが、私が行った店では「小」点で5元、「超」点で22元でした。食材が美味しいものや作るのに時間がかかるものほど高価です。

早餐のメニューあるある

これまでにも早餐で何軒かレストランに行ったことはあるのですが、大体どこの店のメニューにもあったあるあるメニューを紹介したいと思います。

  • 蛋达
    エッグタルトです。マカオの名物ですが、広東でも食べられます。
  • 马拉糕
    スポンジケーキです。小麦粉、砂糖、卵で作ってあって、カステラをもう少しフワフワにした感じです。みんな多分パンがわりに食べてるんだと思います。
  • 汤、お粥
    スープとお粥です。お粥は白いお米だけのものよりは、中にピータンが入っているものや豚肉が入っているものが主流みたいです。あまり白米のもの頼んでる人は見かけませんでした。
  • 虾饺
    エビ餃子・エビシュウマイですね。透明な生地でエビを包ん出あって、醤油とからしをつけて食べます。透明な皮もエビもプリプリして美味しいです。
  • 小笼包
    ご存知小籠包です。こちらではいろんなものを包むようで、海鮮も肉もなんでもござれです。
  • 青菜
    野菜炒めです。油と青い野菜を何かしら炒めればできるので早く出てくるし、値段も安めです。

これ以外にもハト、ニワトリ、アヒルの脚なんかはよく食べたりします。

  • この記事を書いた人

megan

早稲田大学法学部卒。現在外資系コンサルティングファームにて勤務しつつ、専門の仮想通貨(暗号資産)・ブロックチェーン、旅行、日本酒のサイトを運営中。 仕事の合間を縫っては一人でふらっと旅に出るのが好き。

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